こんにちは、東京都文京区本郷三丁目の税理士・谷澤です。
3月1日、国会に改正税法案が提出されました。
ほぼ発表された税制改正大綱通りのようです。
相続税の非課税枠たる基礎控除の縮小は、税制改正大綱通りです。
遺産のうち、相続税を課さない範囲がこの基礎控除ですが、
現行 : 5,000万円+1,000万円×法定相続人の数
を
改正案:3,000万円+ 600万円×法定相続人の数
に一気に4割も縮小しようというものです。
平成27年から適用開始です。
この基礎控除、土地の時価の下落を受け、バブル経済前の水準に戻すものです。
基礎控除額の過去の改正推移(ここ30年ほど)は以下の通りです。
昭和62年 : 2,000万円+ 400万円×法定相続人の数
昭和63年 : 4,000万円+ 800万円×法定相続人の数
平成 4年 : 4,800万円+ 950万円×法定相続人の数
平成 6年 : 5,000万円+1,000万円×法定相続人の数
今の制度は21年も続いたことになります。
それを一気に昭和にタイムスリップ、その間、土地の価格が相当下落したのでやむを得ない面があります。
改正案は昭和62年と63年の中間の数字です。
今まで相続税と無縁だった方でも、今後は相続税を考えざるを得ないようになる方が相当いらっしゃいます。
新たに相続税に直面する方、悩んでいないで、一度相続税の試算でもしてみませんか?
お待ちしております。
※個人の相続対策及び遺産整理について、東京都文京区本郷の谷澤税理士事務所では積極的に対応しております。
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2013年3月5日