令和4年度税制改正要望① 相続税・死亡保険金非課税枠引上げ

令和4年度税制改正要望① 相続税・死亡保険金非課税枠引上げ

こんにちは、東京都文京区本郷三丁目駅徒歩4分の谷澤佳彦税理士事務所です。

各省庁から令和4年度の税制改正要望が揃いました。
相続税・資産税を中心に、数回に分けてその内容を紹介します。

あくまでも要望であり、実現するとは限りません。
今回紹介のものも、平成3年度より要望を継続しているもので、30年超実現しておりません。

さて、初回は相続税における死亡保険金の非課税枠についてです。

現在、相続税における死亡保険金の非課税枠は、
「500万円×法定相続人の数」
です。
昭和63年に250万円が500万円に引き上げられて以来、異動はありません。
これを引き上げる要望です。

具体的には、
「500万円×(法定相続人の数+相続人に配偶者がいる場合は1+未成年の被扶養法定相続人の数)」
に引き上げるというものです。
・拡充を必要とする理由として生命保険金は「遺族の生活資金」ということ、
・平成27年より相続税の非課税枠を縮小させたことにより相続税納税者が増加、
 遺族の生活資金として生命保険金の重要性が増している
ので、非課税枠の拡充を求めるというものです。

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