昨日、国税庁から平成23年分個人の税務申告状況の発表がありました。
所得税は申告者が3年連続で減少、一方贈与税は増加の一途です。
所得税申告者の減少ですが、年々個人事業主の申告数も減少しています。
駅前のシャッター通りを反映しているようでもあり、寂しいものも感じます。
あるいは起業する人もいますが、法人組織が多いためでしょうか?
贈与税は増加の一方、内容は住宅取得資金贈与の特例が数を押し上げているものと思われます。
子孫の世代に財産が早期移転し、住宅の購入に充てているのですから、景気にはプラスです。
消費税税率アップで議論されている陰で、相続税を中心とした資産税増税が議論外となっているように見えます。
資産税増税は世間に結構受け入れられているのでしょうか?
だとすれば、ますます生前の相続税対策が重要となります。
そろそろ相続税の増税を見据えた贈与税申告が増える頃ではとも思っています。
※個人の相続対策及び遺産整理について、東京都文京区本郷の谷澤税理士事務所では積極的に対応しております。
是非、ご相談下さい。
2012年6月2日